消費の記録

うっそだろ。もう大学を卒業してから2ヶ月も経とうとしている。つまりニート歴も2ヶ月目に突入するということだ。この60日間は長いようで短かった。最初の1ヶ月は卒業したてで気持ちが安定せず何も手につかなかったが、最近は開き直ったのかなんなのか、映画や本をひたすら消費している日々だ。ただただ消費するだけでも良いけど、今は気がノっているので、せめて消費の記録だけでもしてみる。文体がめちゃくちゃだけどしょうがない。

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ここ2ヶ月間で読んだ本

 

僕たちはファッションの力で世界を変える ザ・イノウエ・ブラザーズという生き方

僕たちはファッションの力で世界を変える ザ・イノウエ・ブラザーズという生き方

 

姉に「これ読んでみ」と渡された本。

アルパカの上質な毛を使用したファッションアイテムの製作を通して、アンデスに住むアルパカの牧畜民や、毛織工場で働く人たちを経済的に支援する兄弟の物語。章のあいまには兄弟の母が文を綴っていて、現在の兄弟の精神性がどのように形造られたかが分かり、物語に厚みを持たせている。

 

ファッションはあまり興味なかったけど、幼少時代に受けた差別に起因するハングリー精神や、早くに亡くなった父親の教えを大切にしているところなど、熱い見所がたくさんあった。綺麗事というか声を出して言いにくいような理想論やメッセージが多くて、ちょっとクドいなーと思ったりもしたけど、実際にやり遂げてるのだから凄い。

 

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

 
スティーブ・ジョブズ II

スティーブ・ジョブズ II

 

井上ブラザーズを読んで、しばらく消沈していた読書欲が少し湧いた。虚無が激しかったので、小説などのフィクションよりかは誰かのエッセイや伝記を読みたかったので、スティーブ・ジョブズのブ厚い伝記を図書館で借りた。

僕は大学では情報系の学部だったということもあり、ジョブズスタンフォードでの伝説のスピーチは講義の題材として何度も扱われたことを覚えている。「今日を最後の日だと思って生きる」とか「ドグマに囚われるな」だとかの力強い言葉に僕も少なからず感化された。まぁその結果がニートですけども。少数派という意味ではジョブズに近づけたかもしれませんけども。

日本のiPhoneのシェア率はAndroidを凌駕してるらしいし、例に漏れず僕もiPodnano、iPhone5、MacBookProとApple製品に触れてきたので、この本は最後までわりと興味深く読むことができたと思う。ジョブズの実親の生い立ちからジョブズが癌に倒れる直前まで記されていて非常にボリュームがあったので細かくは書けないけども。

で、この本を読んで何にびっくりするかと言うと「ジョブズは激しい性格」という噂は本当だったということだ。社員を簡単にクビにしたり、罵詈雑言が度を超えていたりと、そういうシーンが本書で何度も出てくる。著者は実際にジョブズにクビにされた人や、対立関係にあった人にもインタビューしていて、そういう人たちの恨み節がそこかしこに出てくる。障害者用の駐車スペースに車を停めるとかクレイジーすぎる。

でも、そういう妥協しない姿勢も全てはApple製品や、それに付随するユーザ体験への強い思いがあるからだ。このジョブズ特有の熱意は、ビルゲイツ率いるMicrosoftの、OSを他社にライセンスしてPCメーカーにWindows搭載PCを販売させるスタイルと、Appleのハード・OS共に自社で開発するスタイルという両社のビジネス手法を比較することで読み取れる。

ジョブズは、ハードウェアとソフトウェアを全て手がけることによって、ユーザ体験をコントロールできると考えた。これは、デバイスの使用感はもちろん、製品のパッケージを開ける瞬間からユーザ体験をAppleというブランドの手中にいれることができるということだ。今ではAppStoreによって個人が作ったアプリをiPhoneiPadなどのApple製品にインストールすることができるが、ジョブズは当初これに否定的だった。それほどユーザ体験のコントロールに重きを置いていたことがわかる。

ユーザ体験というのは、多分感覚的なものなのだと思う。手触りがキモチイイとか、形がかっこいいとか、押し心地がいいとか。意識しないことだけど、そういうの大事ヨネ。

 

ジョブズは、人間としてはどうなの?って思ってしまうけど、その反面、自分の理想を追い求めて不可能を可能にしてしまうところ、また他人にもその意気を乗り移させ、やる気にさせてしまうような(現実歪曲フィールド)、製品への飽くなき情熱に関して彼の右に出る者はいないんじゃないかな。

あと個人的に驚いたのは、MicrosoftのOfficeはもともとAppleコンピュータ用に造られていたということ。Windows用に造られたものを移植したのだと思っていた...。

 

エブリデイ禅 (今この瞬間を生きる、愛と営み)

エブリデイ禅 (今この瞬間を生きる、愛と営み)

 

ジョブズは禅に傾倒していて、その静謐さ・シンプルさがApple製品にも表れている。本人の性格は禅とは真逆な位置にあると思うけど...

ということでこちらの禅の本を借りたけど、ちょっとスピリチュアルな感じでよく分からんかった。「修行しなさい」って何度も書いてありました(適当)

 

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ここ2ヶ月間で見た映画

 

M:i:III (字幕版)
 

ミッションインポッシブルって見たことなかったけど爽快痛快で面白いですね。お陰様で、現実を見たく無い時は(いつもだけど)アルコールで中枢神経麻痺させて頭空っぽにしてアクション映画を見るというライフハックが出来上がりました。

この中ではM:I4が一番良かったです。世界一高いビル、ブルジュハリファでスパイダーマンしたり、核戦争勃発!?みたいなスケールのデカいミッションだったりで、トムさん本当に死んでしまうのではないかと思いました。

なんとなく3から見てしまったので、近いうちに1,2も見たいです。あと最新作のMI6も8月に公開されるみたい。

 

 

トランスフォーマーシリーズはプライムビデオで全て見ていたので、最新作も見ました。これ割と最近映画館で公開してなかったか?

今まで通りトランスフォーマーしてました。レビューが酷評のようですが、アルコールを摂取した僕にとっては、変形してガッチャンゴッチャン戦ってればもう立派にトランスフォーマーなので楽しかったです。ただあんまり激しいバトルシーンは無かった気がします。眼がトロンの扱い雑すぎてわらった。

 

 

怪盗グルーシリーズの3作目。タイトルにナンバリングが無いのでシリーズの順番がよく分からなかったけど、今調べたら2作目を見てないことが分かった。どうりで知らない女性キャラが居たわけだ。ミニオンも捕まってたし。

ミニオンはもちろん3姉妹もメチャカワでハッピーアンドハートフル。平和はここにあった。グルーの声を笑福亭鶴瓶師匠があててるのも非常にイイ。関西弁は怒り口調でも柔らかく聞こえるので、グルーの怒っても怒りきれない人間性とマッチしとってめっちゃええやん。

 

 

ずっと気になってたけどアニメの攻殻機動隊を見るまでは見ちゃダメみたいな観念があったんですが、いつまでも見ない気がしたので見ちゃいました。

CGがスゴかったです。スカヨハお綺麗でした。

 

 

ビーン (字幕版)

ビーン (字幕版)

 

ディズニー映画に匹敵する喋らないで笑わせる界の神。小さい頃よく見てた記憶があります。この映画版は日本では1998年公開で、僕も見たことがあるようで、断片的にシーンを覚えていました。オモロー

 

 

これも気になっていたけど見てなかったシリーズ。3部作ですけど面白くてすぐに見終わってしまいました。

フロドの笑顔がメチャキャワいいんですよね。眼もキレイで、本当にファンタジーでした。フロドは指輪の呪いの影響もあって活躍が最初と最後だけだったような気がしますが、その間のビッグスケールな騎兵隊合戦も見応えあります。

あと海外ドラマ・ビッグバンセオリーで、シェルドンが白のガンダルフとか灰色のガンダルフやら言っていた意味が、これを見て分かりました。

 

 

シェルドンの意味が分かったシリーズその2。バルカン人の真似だったんですね。

こちらも名前はよく聞くものの見てなかったため、プライムビデオに来てから即視聴。

宇宙船乗組員がマクロス的なフォールド・デフォールドを駆使して悪い奴をやっつけるやつ。スポックの見た目とキャラが好きです。スポックの改心が割とあっさりしていたけど、もうちょいカタブツキャラなところも見たかった。

結局スポックのお父さんと思われる人はスポックの別の未来だったのか?だとしたらいつどうやって来たのか?タイムリープ的な作品は頭が悪いわてくしには非常に難解です。

 

 

これも、公開されていた時話題になっていたので気になっていたやつ。今回挙げた中では一番好きかもしれないです。

 

キックアスは主人公ではあるけどヒーローらしからぬショボさで、ギャングに戦いを挑んでも毎回ボロボロ。敵を思いやる気持ちは素晴らしいけど、やられっぱなしなところを見てると「もっと徹底的にやらんか!」と、観てる方も殺気だってきます。

 

そんな視聴者の隠されし殺人願望を背負ってくれるのがヒットガール!!

キックアスとは違って、ヒットガールは悪人を容赦なく殺します。彼女が登場してから、飛び散る赤い液体の量が明らかに増えてます。時々エグいくらいだけども、気分爽快!

 

何よりヒットガールを演じるクロエ・グレース・モレッツちゃんがギャンカワ!

 

 

 こんなかわいい子になら殺されてもいいですね