消費の記録-6月編

一年の半分が終了したけど何も進歩してない。

代わり映えのない日々で、何か変えなきゃと思うけど惰性には勝てない。でもいつもと変わらない1日を過ごせるのは幸せなことだと開き直りたい。だけど時間は刻々と進んでいるから、いつもと同じ日だったと思っていても確実に日々後退している。老衰していく人間、成長を自覚してやっと現状維持だ。

とぐるぐる悩んでいるうちにこの短い人生終わってしまうんだろうなぁ。

 

この一ヶ月で摂取した作品を記録して、無理矢理にでも人間としての進歩を確認しよう!

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アルジャーノンに花束を

知的障害者の知能を爆発的に向上させるとどうなるか」というテーマが面白い。

主人公(チャーリィ)の日記で物語が語られるので、実験によって知能が上昇するごとに文章が整っていくのが斬新。最初はひらがなだらけで会話文も区別されておらず非常に読みづらいけど、ページを重ねるごとに漢字を覚え、句読点を用い、感嘆詞を差し込むようになっていく。

チャーリィが過去の自分を第三者目線で振り返ることで、真実を知るところで読む方も辛くなってくる。

大学教授のIQを超えたチャーリィが備えた超論理思考で、過去見下してきた人々を「ぐぬぬ…」とさせるところがいい。

 

 

・僕はロボットごしの君に恋をする

僕はロボットごしの君に恋をする

僕はロボットごしの君に恋をする

 

 完全にLoundraw氏のイラストに釣られて買った。こちらもSF。ロボットを遠隔操作して犯罪を防ぐ組織に属する主人公が恋するやつ。ロボットに抱く共感・恋心など、テーマ的にはありがちかも知れない。

後半のサプライズには「おぉっ!」となった。

ヒロインと一緒に過ごすうちに打ち解けていくシーンがヨイ。敬語からタメ語になるってヨイよね。

全体的に感情移入ができなかった。これはもう恋愛に1ミリも縁がない自分に全原因があると思う。この小説に限らず、「え?アンタいつ惚れたん!?」って感じでちゃんと全文読んでいるはずなのに登場人物の恋愛感情に追いつかないことが度々ある。

 

 

ダンジョンメーカー

270円の買い切りアプリゲー。Twitterで話題になってて、pha氏もやっていたので買った。

RPGでいう勇者と悪魔という構図の悪魔側になり、ダンジョンを作って勇者を倒してく。PSPで「勇者のくせになまいきだ」っていうゲームがあったけどテーマ的にはそれと同じで、ダンジョンを組み立てる・強化していくという点ではゲーム性も似たところがある。タワーディフェンスっていうのかな?

ダンジョンを構成するのはモンスターとトラップの2つで、これらを如何に配置するかを考えるのが面白さのキモ。最初はモンスターやトラップを考えなしに配置していても問題なくクリアできるが、戦闘回数に比例して敵の強さも増していくので、モンスター・トラップの特性を活かしたダンジョン構成にしないと勝てなくなる。カードゲームにおけるデッキ作りのように、「このカードとこのカードを組み合わせればどうだろう?」と試行錯誤するのが好きな人はハマると思います。

勇者に倒されてゲームオーバーになると所持モンスターやトラップなどは無くなり、まっさらな状態からのスタートになってしまう。しかし、プレイごとに溜まるポイントを使えば新モンスター・新トラップのほか、次プレイ時にトラップを引き継げる権利などがアンロックできる。こうした時間をかければ着実に強くなれる要素もあるのでマンネリが少なく、「もう一回、もう一回」とプレイしてしまう。まさに巷で言われている「時間が溶けるゲーム」に違いない。

ちなみに僕の最高到達階数は300階です。pha氏は700階に行ってて驚愕しました。

 

ゆるキャン△

こちらTwitterで見かけて気になった&プライムにあったので。

JKたちがキャンプしてのほほんとするやつ。

キャラ全員かわよかですね。マフラーに埋もれてるしまりん可愛いですね。

実際に使えるTIPSが大塚明夫ボイスで度々差し込まれるのもあり、めっちゃキャンプしたくなる。むしろビッグボスよろしくサバイバルしたくなる。

ちなみに僕はなでしこのお姉ちゃんがいっちゃん好きです。クールビューティかつ面倒見良くてギャップ萌えです。好きです。

 

 

・マンマミーア!

 主題歌?だけは知っていた映画。

母子家庭の娘が、結婚式に3人の父親候補を呼んでしまって…!?というミュージカル。娘よりは母親がメイン

いいどすね。

娘が親元を離れていく切なさを歌う母がよかったです。

今夏に続編やるらしい。

 

 

・ワンダー 君は太陽

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顔が変形する病気を生まれつき患った子のはなし。作中で病名には特に触れられていないが、wikiを見ると「トリーチャーコリンズ症候群」というようだ。結構前だけど、これと同じ病気を患う女性のドキュメントを見たことがあったので、ピンときた。

他人と違うことで様々な苦難を強いられるオギー、それを支える周りの人の献身的な姿に胸を打たれる。

その中の一人、正しいことより親切な行いをした主人公オギーの親友・ジャックがイケメン。ジャックと喧嘩した時、マイクラのチャットで仲直りをするとこが良かった。こういうコミュニケーションの形は美しいよ。

ママやパパはもちろん、姉とその親友がオギーを可愛がっているという関係性がヨイ。