消費の記録~7月編

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・アイアムタレント

南アフリカのヤングホームレスであるタレント・ビエラが、スケートボードを通して人生を変化させていくドキュメンタリー映画。スケボーには特別興味はないけど底辺人間としてホームレスという身分に親近感が湧いたので見てみた。ドキュメンタリー映画というジャンルは初見だったけど、テレビ番組と大きくは変わらず普通に見れた。

この映画について最も印象的だったのは、隙あれば冗談を言うようなおちゃらけた部分と、自身の人生を深く洞察する真面目な部分、そしてスケートボードに関しては失敗や挫折をものともしない情熱的な部分が、タレントという一人の人間に併存しているところだ。タレントのホームレス脱出を支援する友達やプロスケーター、この映画の監督であるナタリー・ジョンズなど、彼の周りに人があつまるのは卓越したスケートボードの才能があるという理由だけではないように感じた。

若くしてホームレス生活を乗り越えてきただけあり、「本当にティーンかよ」と思うほど人生を達観してて驚いた。

 

 

アウトロー (字幕版)

アウトロー (字幕版)

 

アウトロー

ミッションインポッシブルが面白かったので同じくプライムビデオにあったこちらのトムクルーズ作品を見たよ。トムちゃんは捜査官的な立場なこともあり、MIほど派手なアクションはないけども面白かったよ。始まり方と終わり方がキレイだったのが良かったですお。

 

 

何者

何者

 

 ・何者

原作は読んでたので、オチというか物語が大きく転換する部分は知っていました。が、それでも映像で見ると新鮮で楽しめますた。巷ではホラー映画と言われているけども、その通りだと思います。就活の鬱屈とした空気感の中、放たれる言葉の一つひとつが重いです。登場人物がどんな発言をしでかすのか恐怖してしまうほどです。自分は安全な場所にいながら物事を俯瞰し批評をするところなど、主人公の性格に共感できるところが多く、見入ってしまいました。何気なく見た作品だけど、めちゃ面白かったです。というか邦画久々にみたような。

 

 

HERO 特別編 [DVD]

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 ・HERO 特別編

何者が面白かったので邦画ドンドン見るぞ!ってことでHERO特別編を見ました。HEROは昔映画館で見た記憶はあるけど、TVドラマの方は多分全く見てませんでした。この特別編では、松たか子ポジションとして綾瀬はるかが出演していて、他の検事の人も全員違います。10年前ということで演出が古臭い感じがしましたが、それも一興って感じぃ。

 

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未来のミライ

細田守作品は時かけサマーウォーズしか見てないにわかです。

とにかく訓ちゃん(主人公の男の子)の動きがリアルですんげぇと思いました。現実にいる男の子の動きとそっくりそのまま二次元化されています。

細田守監督特有?の不思議ワールドが目まぐるしく展開されて目に楽しいです。反面、オムニバス的な構成で訓ちゃんの家族について語られるのですが、ついていけないというか、ぶつ切り感が否めないです。基幹となる物語もあるにはあるけど、特に大きな目的感はないので、尻すぼみにエンディングまで到達してしまいました。